価格設定の考え方|ハンドメイド作品の適正価格とは?

「いくらで売ればいいの?」と悩む作家さんも多いはず。適正価格は、自分の作品を大切にし、お客様との信頼関係を築く第一歩です。

1. 基本の価格計算式

まずは以下のシンプルな式をベースに考えましょう:

価格 = 材料費 + 時間単価 × 制作時間 + 諸経費 + 利益

例:材料費300円 +(時給1,000円 × 1時間)+ 100円(経費)+ 100円(利益)= 1,500円

2. 自分の「時給」を決めよう

最低限1,000円〜を目安に。自分の技術と作品への思いを大切にするためにも、安売りしすぎないことが大切です。

3. 「ブランド価値」も価格に含める

これらが価格の「上乗せ理由」となります。

4. 売れる価格帯の調査

同ジャンル・同規模のイベントでの平均価格帯を調べ、相場感を把握しましょう。特に500円・1,000円・1,500円などのキリの良い価格は人気です。

5. 値下げの注意点

「値下げ=価値が下がった」と受け取られる可能性も。どうしても処分したい場合は「在庫セール」や「感謝価格」と明記すると良い印象に。

6. お客様に価格の理由を伝える

「この素材は○○県産で…」「1点ずつ手縫いで仕上げています」など、制作背景を説明すると納得感が増し、価格に共感してもらいやすくなります。

7. キャッシュレス・セット割も検討

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